2013年4月6日土曜日

断食道場体験記 四日目 本断食 二日目

今日で四日目。断食道場生活も、いよいよ折り返し点を迎えます。
朝、熟睡してして、朝の春の海の放送も聞こえず、静坐の般若心経も、夢の中で聞いていました。
ようやく起きたら、肋間神経痛が出ます。先生にいただいた白湯を飲むと、納まりました。

元気が出たところで、日課となっている生駒山宝山寺にお参りします。
よもぎ餅のお店が、すごいオーラを放っています。
昨晩、「鉄道員」のDVDを見ていたところ、高倉健が広末涼子に汁粉を出すシーンがありましたが、
ひどく、ぜんざいが食べたくなりました。身体は糖分を欲しがるんですね。今なら、アズキを一粒ずつ箸でつまんで、ありがたく頂くことが出来そうです。 入門者と話をしていたら、みんなビールを飲みたいと言うのですが、私は絶対に、ぜんざいです。同じ甘いものでもケーキじゃダメです。脂質を含むものより、炭水化物が欲しいんでしょうかねぇ。

断食は、何とか我慢できる範囲ですが、短い人生の貴重な盆休みに、こんなことしていていいのか、疑問に思うことがあります。それほど、断食はヒマです。
断食道場入門の目的として、心身鍛錬を目標にしていたのですが、初日の説明の際、先生が、「ゆっくりしていって下さい。」とおっしゃいましたが、成程、ストレスからの解放期間と位置づけることも出来ます。

今日は、日本の株式市場は土曜日で休みです。
ヒマが輪をかけてきます。

食事をしていないからか、暑さをあまり感じなくなりました。体温が低くなってきているのでしょうか。
今朝、体重を計ったら、入門時から四キロ減少。何故か、夜寝て、朝起きた時が、一番体重が減っています。水を飲む量が減るんですかね。体温計や血圧計を持参して、毎日、記録したら面白かったのに、気がつきませんでした。

夕方の静坐に参加したのは、私を含めて五名。確かに、一日に一度でも参加すると、生活にリズムがつきます。

先生が、「二十時に大文字があるよ。」とおっしゃるので、見物することとしました。
高円山という若草山の隣?の山で、戦没者慰霊と世界平和を祈念した大文字とのことです。大文字といえば、京都しか思い浮かびませんが、なかなか大きなものでした。

写真の上の方が、大文字です。手ブレで・・・。
今日の観賞DVDは、「シャカリキ」と「家族」。「シャカリキ」は、元強豪高校で没落した自転車部に入部した、脚力満点、協調性ゼロの主人公テルが、強豪高校との対戦を通じて、チームプレーを学んでいくストーリー。パナソニックやOGK等の自転車用具メーカー(スポンサー?)のロゴがやたら映り込むので、ちょっとうっとおしい作品でした。
「家族」は、山田洋次監督の松竹映画。炭鉱が斜陽産業化した1970年、年老いた父(笠智衆)、息子(30歳 井川比佐志)、嫁(25歳 倍賞千恵子 )、長男(5歳)、赤ん坊の長女の一家が、長崎県の離島から北海道根室支庁中標津に、酪農開拓のために移住するに際して、広島、大阪、東京の大都会を借金したお金を使い電車で旅していくストーリー。東京では、長女が旅の疲れでひきつけを起こし、死去。やっと到着した中標津では、父も旅の疲労で死去。万博開催等、高度経済成長を謳歌する日本と、時代に適応出来ない家族の対比がうまく表現されていて、非常に良い映画でした。私は、邦画フリークなんですが、最近、このような骨太の映画が少なくなったのが、非常に残念でなりません。

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