2013年4月3日水曜日

断食道場体験記 一日目 予備断食 一日目

ついに、この日が来ました。皆さんもお待ちかねですね。
そう、断食道場入門一日目です。
今日で、七日間、娑婆ともお別れです。
近鉄生駒駅前に到着したのは、十四時過ぎ。

コンビニでトイレを借りた際に、週刊誌を物色したところ、刑務所の本が・・・。
パラパラめくると、なぜかしら親近感を感じました。
生駒山を登るケーブルカーは、ミケ号。ブル号とともに、マニア受けするデザインです。

本来は、生駒山上遊園地へ行く子供たち向けにデザインされたのでしょうが、
完全にB級スポットマニア向けとなっています。私も知らなかったのですが、目が光るんですね。
遊園地までの電車賃は七百円。近鉄電車、稼ぎまんなぁ。
私は、遊園地までの途中駅、宝山寺駅で下車します。
この坂の上ですごす七日間に、どんな運命が待ち受けているのでしょうか・・・・。
私がお世話になるのは、生駒山の中腹、宝山寺前にある静養院断食療養所というところです。
近畿や関西には、他にも沢山の断食道場があるのですが、大正八年から続きく療養所なので安心感があること、宗教色がないこと、部屋が個室であることが選定理由です。

入門時間の指定どおり十五時に、道場の玄関に立ち、大きな声で、「たのもーっ。」とはいえませんね。
「失礼しまぁーすぅ。大阪府からまいりましたぁ、紫電改ですぅ。」と腰低く丁重に、先生にご挨拶申し上げます。

この先生、五月に一度、お話しを伺いにきたのですが、役所広司がガッチリしたみたいな雰囲気のある方です。

最初に簡単な問診を受けて、部屋に通されます。私は、七日間のコースで、本断食は、三日目、四日目の二日間になります。部屋の前には、氏名札が。病室みたい・・・・。

部屋は六畳間で、畳になっています。窓は一つで、廊下のドアをあけておかないと、空気が通りません。一応、プライバシーのために、長いのれんが吊ってあり、目隠しとなっていますが、女性にはちょっときついかもしれません。
部屋に入ると同時に、荷物を出して、パソコンを起動。株価を確認します。上海市場暴落・・・・。だからストレス減れへんねん。

なんと、十六時に夕飯です。
「おいおい、夜、おなか空くやんけ。」って、断食に来たんですから。

メニューは、お粥とサツマイモの煮物ときゅうりの酢の物。 夏に熱いお粥って、美味しいんですね。 サツマイモもどっしりしています。
先生の指導どおり、よく噛んで食べます。ずいぶん、手間暇がかかった料理で、ありがたく御馳走になりました。

十七時に、シャワーを浴びます。
汗だくで来たので、とても助かります。
日常なら、風呂上がりに扇風機やクーラーで汗を飛ばすのですが、ここではそうはいきませんね。
よくも、うちわを持ってきたことです。

十八時になると、急に館内放送で、「春の海」が流れます。
お正月によく聞く、琴の音のあの音楽です。
静坐の時間の合図です。
娯楽室に集まって、仏壇に般若心経を唱えます。
自由参加とのことですが、リズムを作れるので・・・。との先生のお勧めに従いました。

参加者は私を含めた男性三名、女性三名です。肥満治療が目的に入っているのはも、私を含めて二名と思われます。皆さんの目的は精神鍛練?
年齢的には、二十代から四十代前半が多く、一名、六十代の男性がおられました。
少しでも、他人と話をしないと、おしゃべりな私は、窒息寸前です。

この後、何もすることありません。
何して過ごそうか、思案しますね。

持参のパソコンで、DVDを鑑賞。
一本目は「二百三高地」。仲代達矢扮する乃木希典大将の、参謀に恵まれない苦悩と、白血病で早逝した往年の名女優、夏目雅子の美しさが、印象的でした。
二本目は、「フレフレ少女」。新垣結衣扮する女子高生百山桃子が、恋をした野球部のエースに近づくために、廃部寸前の応援団を再建するストーリーです。こちらは、ボーッと見流せる作品でした。

消灯は二十一時でしたが、イヤホンつけて、午前二時頃まで起きていました。
それにしても、お腹すいた~!

4 件のコメント:

きよぴー さんのコメント...

いよいよですねー。
期待していますよ。

初日は結構、しっかり目のメニューなんですねぇ。

それよりも、ケーブルカーがあまりにもツボでした。。。。

長い夜、煩悩と戦ってください。

豆柴葵 さんのコメント...

ご声援、ありがとうこざいます。
盆明けには、ガリガリになって出勤します。(笑)

ノブタカ さんのコメント...

いきなり断食ではないんですね、ご飯が出てくるとは意外でした(笑)

44年分の煩悩と脂肪を霊山生駒山にて落としてきて下さい!!

豆柴葵 さんのコメント...

脂肪は落ちても、断食こどきでは、私の罪深い煩悩は落ちません(笑)