2011年8月17日水曜日

断食道場6日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」⑥

平成23年8月17日(水)

さあ、今日から形のある食べ物が食べられます。
正直、空腹と退屈のあまり、飴玉でも買ってきて舐めてやろうかと考えることもありますが、それをやってしまうと、後で大きな後悔をすることになるので、水を飲み飲み辛抱しています。

体重は、昨日から0.6Kg減。
毎日、概ね1Kgずつ減少していたのてすが、昨日の三杯の重湯だけで、減り方が少なくなりました。

運ばれて来た朝食は三分粥とふの味噌汁、のりの佃煮の三品。
熱い味噌汁が、喉に浸みわたります。
海苔の佃煮の辛さで頬に心地よい痛みを感じさせます。

昼食後、また睡眠をとります。
実は昨晩、お腹がすいて、深夜2時頃までネットでグルメサイトを眺めていたため、睡眠不足になっているんです。

睡眠をとっていると、また11時に昼食が運ばれて来ます。
この状況って、リゾート? 病院? 拘置所?
昼食は、五分粥、豆の甘煮、青菜と練り物の炊物の三点。朝と違い、糖分、動物性蛋白が入ってきました。このあたりが、回復食のテクニックなんでしょうね。





2011年8月16日火曜日

断食道場5日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」⑤

平成23年8月16日(火)
未明から、激しい腹痛がありトイレに行ったところ、激しい下痢に見舞われました。
何も食べていないのに、黒い便沢山出ます。ネットで調べると、どうやらこれが宿便のようです。
宿便の定義は諸説ありますが、胃腸の壁の奥に溜まった古いカスや、これまでに胃腸の機能が追いつかずに溜まっていたもので、これを除くことで、体内毒素を排出するデドックス効果が期待出来るそうです。

さて、7時過ぎに、朝食が運ばれて来ました。
5日間の本断食が完了、あと3日間、三食の食事があたります。

本断食明けは、停止していた胃腸がびっくりしないように、コップ一杯の重湯と梅干し。
重湯を少し口に含みます。甘い味が口の中に拡がり、喉を通る時にスッと消えていきます。
この瞬間の為に、断食しているような気もします。クライマックスですね。
何も食べていないどころか、お茶すら飲んでいなかったので、普段ならあまり美味しくない重湯も、とても貴重な食べ物に感じます。
続いて、梅干しを少しだけ千切って、口に含みます。頬が痛い! 位に美味しく感じます。
ほんの少しの食事ですが、長い時間をかけて、ゆっくりとゆっくりと、おいしく頂きました。

少しの食べ物が身体に入っただけで、この余裕は何でしょうか。
テレビで高校野球を見てすごします。
作新学院対八幡商業高校。
なんと、九回裏の攻撃を残すところで、「シャワーどうぞ。」の声。
折角なので、ゆっくりと身体を洗いました。

その後、11時の昼食、16時の夕食と朝と同じ重湯と梅干しが続きました。

2011年8月15日月曜日

断食道場4日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」④

平成23年8月15日(月)
断食道場4日目、本断食5日目を迎えました。
特に、焼けつくような空腹感は感じません。夜遅くまで残業して、早くご飯が食べたいといった程度の空腹感かもしれません。

今日は、これまでと違い、身体と頭が幾分軽く感じます。
この食事をしない生活ペースを、身体が理解したんでしょうか。

今日は、奈良の大文字の送り火です。
大先生のお話しでは、奈良ではお盆のお送りが他の地域より1日早いことから、京都の五山の送り火より1日早いんだそうです。
これで3年連続で、送り火を見ました。顧みると、前回、前々回より断食に対して精神的にかなり余裕があります。
折角の夏休みなので、嫁と旅行にでも出かけたいところですが・・・。

まぁ、多少なりともへこんだお腹で、嫁には納得してもらいましょう。笑

2011年8月14日日曜日

断食道場3日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」③

平成23年8月14日(日)

断食道場も3日目を迎えました。
ゴロゴロしてばかりで、頭に血が回り、フラフラします。

朝方、ひどい下痢がありました。
お通じは、道場に入って以来、全く無かったのですが、大量に飲む水に刺激されたんでしょうか。

今日で、本断食4日目を迎えましたが、空腹はあまり感じません。
昨年までは、塩分を含む味噌や醤油を欲したのですが、今年は糖分が恋しくてたまりません。

体重を量りに行きます。
足が重く、ダラダラ歩いてしまいます。
今日も1K減。ほぼ毎日1K減という感じです。
何も食べず、水だけ飲んで、最低限の生命維持必要カロリーは消費するんですから、
減って当たり前ですね。

嫁が陣中見舞いに来ました。
無神経 ? に横で野菜ジュースを飲んでくれます。
空腹で、嗅覚が鋭敏になっているので、野菜ジュースの甘い甘い香りが、鼻孔に拡がります。

嫁が持ってきてくれた、低周波治療器を、ゴロゴロして痛くなった腰や肩に当てます。
「気持ちEE!」

今日も、退屈と眠気で1日が過ぎて行きました。

断食道場2日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」②

平成23年8月13日(土)

断食2日目の朝を迎えました。
体重は、昨晩より1kg減。いい感じです。

近所にある、生駒聖天宝山寺にお参りに行きます。
2年前の初断食以来、断食道場に入門中は、毎日お参りしています。
2年前から、自分が成人男子として成長しているのか、自分に問いかけますが、答えは出てきません。が、断食を機会に、多少なりとも辛抱強くなったようにも感じています。あれだけ、心が動いた屋台の団子にも、あまり気持ちが行きません。

午後からは昼寝をします。
道場は、生駒山の中腹なので、気候が涼しく、冷房が無くても問題なく過ごせます。
セミの声に交じって、季節外れのウグイスが鳴いています。

気がついたら、夕方6時。そのまま朝まで寝続けます。
栄養が身体に回らないので、いくらでも寝られます。
腰が痛い・・・・。


2011年8月12日金曜日

断食道場1日目 奈良県生駒市 断食療養施設「静養院」①

平成23年8月12日(金)

今年も来ました、断食道場。一昨年、昨年に続き、3年連続3回目の入門です。 ある程度、勝手が判っていますので、昨日の朝から何も食べない本断食を始め、今日で2日目の本断食です。
午後3時に、奈良県生駒市門前町にある、断食療養施設「静養院」に到着。先生とも、もうお馴染みになっていて、簡単な問診でプログラムを一緒に作成します。私の住む関西には、いくつかの断食道場がありますが、老舗で、宗教色が無く、先生の断食に対する考え方が理解出来ること、食事や風呂以外の最低限のプログラム以外はフリーであることから、自分の時間をふんだんに満喫出来ることから、ずっとこちらでお世話になっています。断食の目的と効能は、勿論ダイットによる体重減にもありますが、この自由な時間の中でのストレスと疲労回復にあると感じています。
今回の私のプログラムは、昨日を合わせ、あと4日間、合計5日間の本断食を行い、その後3日間でおも湯から5分粥まで戻すことになりました。
さて、7日間をすごす部屋にいきます。いつものCランク四畳半の和室です。窓からは、奈良の街が一望出来ます。季節外れの感じがしますが、ウグイスが鳴いています。「帰って来た。」という不思議な感じは何でしょうか。(笑)

早速持参したパソコンで、DVD鑑賞を始めます。
「日本海大海戦」、「血と砂」、「海猿 ラストメッセージ」。三本連続で、ゆっくりと楽しみ、夜が更けてい
きました。