2013年4月12日金曜日

私は、ベンツのオーナー

                                                                                                                                 
私はメルセデスベンツ C200 W202のオーナーです。外車に乗ってみたいと思ったのは、小学校5年生の頃でした。当時、少年ジャンプという漫画雑誌に、池沢さとしという漫画家が、サーキットの狼という作品を連載しており、時ならぬスーパーカーブームを巻き起こしました。
ランボルギーニ社のカウクタック、ミウラ、イオタ、フェラーリ社の512BB、308GTV、マセラティ等のイタリア車は、その色使いと独特のデザインで、少年たちの心を鷲づかみにしました。一方、ポルシェやワーゲン、BMW、アウディー等のドイツ車は、工業製品としての質の高さと、量産性、そして排気量のみにパワーを頼ることなく、ターボチャージャーやフルタイム4WDに象徴される技術的先進性に、特異な印象を持たせるものでした。
大人になって、なんとかローンが組めるようにもなりましたが、とても外車は買えませんし、また、故障が多いと言われる外車をメンテナンスする知識も経験も私にはありませんでした。
ところが、20世紀の末頃、ノストラダムスの大予言で地球滅亡にビクビクしている頃、大革命がおこるのです。恐怖の大王の降臨です。そうインターネット。何でも検索出来る魔法のツール。これで怖いもの無しですね。バイクも自分でオイル交換出来るようになりました。多分、クルマも・・・・。
株で幾らかの泡銭を手にした私は、まだ車検が1年以上も残っているスカイラインを手放し、遂に外車購入に踏み切りました。別に泡銭でなくても十分に買えるクルマですが・・・。
実際に見た現車は200台以上、運転席に座ったクルマは40台以上、外車オーナーへの質問は、20人以上を経ています。かなり目も肥えました。ディーラーの見落としている不具合も指摘したことがあります。
はっきり言います。外車が高いというのは、間違いです。無論、高いものもありますが、中古車なら、国産車とそう変わりません。性能にいたっては、絶対に国産車の方が上です。ハイブリット車なんて、絶対にアメリカやドイツでは作れません。でも、「外車を転がす自分が好き!」なら外車に乗るべきです。おそらく、現在は、日本という国が始まって以来、
最も安く、ベンツやBMWに乗れる時代です。
                                                                                              
 いいですか。ベンツのオーナーになった一生とそうでない一生を思い描いてみて下さい。会社で仕事がうまく行かないことがあっても、好きな女に振られても、自分はベンツのオーナーだという、自負が持てるんです。こんなに安い買い物はありません。葬式の棺の中で、「俺はベンツにも乗れたので、人生いろいろあっても良かったんと違うかなぁ。」と納得できるんじゃないですか。
ベンツのオーナーサイトを見ますと、インプレッションとして、ドイツの気質を感じるとか、安心感があるとか書かれていますが、新車で500万円も出せば、トヨタやニッサンでもっといいクルマが買えます。確かに、車体剛性は感じますし、直進性がよく、160キロ出しても怖さを感じません。でも、私は、ニッサン ブルーバード シルフィと同程度の性能、乗り心地だと思っています。
では、何故ベンツに乗るのか。それは、
「見栄が張れるから」

に他なりません。ベンツが我家にやってきて、ガレージに置いてから約1ヶ月で、急に親しくなってきたご近所や、疎遠になったご近所がいます。あの三角マーク(スリーポインテッドマーク)には、そんな魔力があります。狭い道で行き交うクルマが、道を譲ってくれます。ところが、夜になるとベンツとして認識できないのか、譲ってくれるクルマは極端に減ってきます。ベンツに乗れば人生が変わる という本があります。正にそのとおり。多分、貴方もこのページをご覧になって、紫電改=ベンツというイメージがついたはずです。これは、日本人の心に根強く残る舶来信仰がそうさせるのだと思っています。ジャパン アズ ナンバー1、メイドイン ジャパンは世界一と言っても、女性に気合の入ったプレゼントをするのに、いくら正確で堅牢、機能的といってもシチズンやカシオの時計を贈りますか? グッチやカルチェを贈るでしょう。少なくとも、私はそうです。
クルマの社会学を正に実践した、ベンツを買うというこの行為。
ご興味のある方は、こちらの私のサイトをぜひご覧下さい。

0 件のコメント: