2013年4月5日金曜日

断食道場体験記 二日目 予備断食 二日目

断食道場二日目に突入です。

昨晩は、寝苦しくてなかなか寝られず、三時まで覚えています。まあ、時間は沢山あるので・・・。

六時を過ぎた頃から、廊下を歩く足音が頻繁に聞こえます。私の部屋は、トイレに近いのはよかったのですが、一晩中、足音が聞こえるのにはちょっと閉口します。

六時半に、春の海の音楽の放送が鳴り、静坐の時間が始まります。私は、ほとんど寝ていないので、そのまま睡眠続行です。

七時半に、昼食が運ばれてきます。断食道場では、食事は、各部屋に運ばれてきます。それゆえ、入門者の話題は、食事の話ばかりです。 お粥の量が昨日の夕飯よりかなり減っています。三十分位かけて少しずつ食べると、量の割に満足感がありますね。

九時からは、館内放送で、健康のお話しが約四十分。私は、株価のチェックにいそしみます。ニューヨーク市場、ゼロ金利継続で、爆沸! ええぞ、ボーナス全部ぶち込んだ甲斐がありました。

落ち着いたところで、生駒の宝山寺に散歩に行きます。宝山寺は、商売繁盛のお寺ですが、神仏分離が進む前のもので、お寺なのに鳥居があります。本尊は、不動明王ですが、歓喜天という現世利益の仏様が信仰を集めています。


昼食は十一時です。また、量が減りました。断食に来たので当たり前ですが、やはり、ひもじいです。

ここの道場では、井戸水をくみ上げ、ウォータークーラーで冷やしているので、気が紛れて助かります。断食中は、一日最低、二リットルは飲む必要があるとのことです。
十六時、夕飯が運ばれてきます。知っていたとはいえ、愕然としました。コップ一杯の重湯、つまりお粥の汁と梅干し一個・・・・。
これが最後の食事です。

汁を噛みしめるのもおかしな話ですが、ゆっくりと、ゆっくりと味わって食べます。

身体の変化ですが、頭が痛いです。これはゴロゴロしているから? 体重は、一キロ減っています。減食だけでも変化が出るんですね。
昨日からの減食で、昼過ぎごろから、テレビや雑誌の食べ物が気になり始めました。発狂しないか心配です。

お隣の男性は、本断食を終えて、回復食に入っているようですが、お粥を残しています。尋ねてみると、匂いがダメとのこと。

そうそう、断食に来る女性は、アトピー治療の女性が多いとのこと。なるほど、細身の女性が多いのも頷けます。

本日も、DVDを見て、夜更かしします。
一本目は「異人たちとの夏」。風間杜夫扮する妻子と別れた人気シナリオライターが体験した、既に亡くなった筈の彼の家族、そして妖しげな年若い恋人との奇妙なふれあいを描いた昭和63年の大林宣彦作品。名取裕子ってバブル経済っていう感じしまねぇ。
二本目は、「ひゃくはち」。甲子園常連の名門校京浜高校に通う雅人とノブは補欠部員。高校最後の夏、ベンチ入りを目指し奮闘する高校球児の姿を描く青春映画。 タイトルは硬式球の縫い目の数と、人間の煩悩の数。こういう作品が断食中の鑑賞に合うようですね。楽しく鑑賞できました。
気がつくと、深夜十二時。おやすみなさい・・・・。

2 件のコメント:

きよぴー さんのコメント...

ゴハンが限られているだけで、基本行動は自由なのですか?
(除、外出)

せっかく娑婆から離れた世界へ行ってはるんですから、株価チェックは・・・・・。
そういう生臭いことはこの際排除してですね、より非日常な中に身を置かれた方が、ナニかしらの発見があるのではないでしょうかっ?

豆柴葵 さんのコメント...

きよぴーさん、こんばんわ。外出どころか、買い物に行く人もいるようです。お金もって、うろうろすると、誘惑が多いので、私は大人しくしていますが・・・。
残念ながら、生臭いのは、どうしようもありません。笑